【将棋】オリジナル戦法③ 居振後出しジャンケン

昔書いてた将棋オリジナル戦法の続き。一年半ぶりの第3回・・・。

 

居振後出しジャンケン

これも特に名前はなかったしいい名前も思いつかないのですが、便宜上この名前に。
これも序盤戦術における戦法になります。


序盤、この出だしで進めます。

さて、私(先手)はどの戦法をするように見えますか?


「石田だ!」という人がほとんどだと思いますが、ひねって「玉頭位取りだ!」という人もいそうですが、どちらも正解です。

相手が居飛車の場合

相手が居飛車にした場合は、石田にします。

ただし、これを選択する人は少ないです。
なぜなら対抗形にするのであれば後手でこの出だしにする人は少ないですし、もししてしまった場合は自ら角道を止めてしまっていることがマイナスになるので損してしまいます。


ちなみに万一?相手がこれを選択した場合は、相手の44歩型をマイナスにさせるために、早い段階で46歩を突いて45歩と「反省」されるのを防ぐのがちょっとした序盤のポイントです。


相手が四間飛車(向かい飛車)の場合

初期図に戻って、ほとんどの場合はこの出だしの場合、相手は振り飛車党なのですが、相手がどこに振るかを見ます。


相手が四間(もしくは向かい飛車)を選択した場合は、居飛車にして玉頭位取りにします。


 

ちょっと余談ですがこちらが先手の場合で相手が四間飛車を選んだ場合は、相手の指し方次第では序盤で突っ張れば7筋と6筋の両方の位を取ることもできます。
もし取れたらかなりの作戦勝ちになります。
これはかなり技術がいる指し方なのでおすすめまではしませんが、腕のある方なら決して不利になることなく突っ張り通せます。

 

相手が三間飛車の場合

相手が三間を選択した場合は、相振りにします。(この場合は石田にしてもいいですが、向かい飛車にするのがおすすめです)


これは説明用に先手も平美濃囲いに組みましたが、実際には相振りで三間の場合多くは相手は石田に組もうとするので、飛車先の歩交換を逆用して盛り上がるのがおすすめです。
慣れてないうち?は矢倉にするのがおすすめですが、私の本当のおすすめは銀冠にすることです。(これは組み上がりまでに結構スキが大きいので組み方に工夫がいり、相当腕が必要です)

 

この戦法の趣旨

なんでこれが序盤戦術なのか、言い換えるとポイントを稼げてることになるのか、ですが、「相手の飛車を振る位置を見てから、その位置に対し相性がいい戦法を後出しで選択できる」ことにあります。
相手がどう来ても玉頭位取りにすれば有利になるわけではありません。相手がどう来ても相振りにすれば有利になるわけではありません。


まず玉頭位取りですが、これは四間飛車(向かい飛車)に対して相性がいいです。
逆に三間飛車(からの石田)に対しては相性が悪くなります。


一方、相振りは(好みの問題もありますが)三間飛車に対して向かい飛車から盛り上がるのが相性がいいです。

実際は相手も強い場合、相振り三間で飛車先交換すると盛り上がって逆用されるからと交換してこない場合もありますが、そこが突けない場合は相振り三間(の石田)は手数がかかる割にあまり攻めが怖くない陣形になります(つまりこちらが先行しやすい展開になります)

逆に四間飛車(向かい飛車)に対しては普通です。


よって、相手が2か3か4かによって相性のいい(悪い)戦法が存在するので、相手の振る位置を見てから自分の戦法を選びたいのです。
それができるという意味。
だから相手が飛車を振る位置を決めるまでにこちらが先に形を決めてしまわないように指す必要があります。後出しジャンケンすることに意味があります。


これは根底に私が対抗形で玉頭位取りが得意、相振りで対三間(の盛り上がり戦術)が得意、というのがあるのでそもそもそれらが苦手な人にとっては意味ない戦法ですが(笑)、私の場合の序盤戦術。