【GT7】不正車の基準
自分の部屋は不正車お断りルールでやってますが、「不正」の基準に関しての自分の考え。
※本題に入る前に前置きが十数行続きますが、この前置きを読めない人は本題も読まないでください。そういうデリケートな話題です。
最初に、これは不正の基準(何が不正で何が不正でないか)を議論するための記事ではありません。
あくまで私の考えを述べるだけであり、それがGTで一般的であるべきとも思っていませんし、他の人が納得しないといけないとも思っていません。
逆に他の人にその判断基準はおかしいだろといった反論も求めていません。
不正の基準はモラルによるところが大きく、人によって基準はまちまちです。
よって統一的なルールを作ることはできませんし、全員が納得するルールを作ることもできません。
逆に言えば、誰が「これが正しい!」という基準を持ってきても、必ず他の人全員は賛成しません。
よって部屋運営においてはオーナーが基準を判断するしかなく、それ以外に部屋の運営は不可能です。
今から述べる基準は自分の中でも絶対基準ではないため、今後変わる可能性もあれば、提示した基準の重箱突きをして「じゃあこれはいいよねその理屈だとww」とかされたら提示した基準を超えて個別にNGと判断する可能性もあります。
粗探しがしたいだけの気持ちで読む人は読まないでください。
不正の手法というデリケートな話題を扱うため、具体的な手法については述べない部分もある形で書きます。
自分の考える基準は本来の代償なしに、メリットだけ享受する形でのPPを下げる(=馬力を上げる)手法は不正と判断してます。
もう少し噛み砕くと、直線を速くする(馬力を上げる)場合、コーナリング性能にデメリットを受ける形でそれをするならOK、そうでないならNGという感じです。
ケース1
不正で最も有名なのはトマホで使われているギアを特殊にするあれです。
あれは完全にNG。
ケース2
トマホ手法でなくとも、ギアを少し?特殊な状態にすることでPPを落とす手法が存在します。
これはケース1ほどの強力さはなくそこそこの範囲に留まりますが、これもNGとしています。
これをするとギアがワイドにはなり、その意味では加速性能を落としますが、最終的にそれによって得られた馬力でそれをしない場合より速い速度(加速度)が得られるのであればマイナスをプラスが覆って直線性能において総合プラスしか生じさせておらず、NGです。
さきほどデメリットがあればメリットを享受してもいいと書きましたが、この手法はコーナリング性能を一切犠牲にせず、直線性能を一意にプラスにしています。
よってデメリットを受けていないのでダメ。
ケース3
車高を上げることによってPPを落とすという手法もあるのですが、これはOKとしています。
ただしこれは結構際どいライン上のOKです。
まずこの手法は車高を上げることでコーナリング性能にデメリットを生じさせており、その代償で直線を速くするので先ほどの基準によりOKです。
ただしそのバランスはとても悪いと思っています。
これは禁止にするなら自分も禁止したいくらいの異質な手法ではあります。
そもそも見た目が死ぬので自分でもやりたくなく、周りの人がやらないのなら積極的にやらない側に参加したいくらい。
ただし、これを禁止するためのルール設定およびそれによる運営が事実上不可能です。
車高はその人のセッティングのやり方により、必ずしも最大に下まで下げるのが当たり前、というものではなく、ある程度上げる(こともある)ものになります。
不正をするつもりでなく、ただ走りをよくするためにも上げることはある。
となるとどこまでが上げてよくて、どこからが不正になるのかという線引きが理論上できません。
「ノーマスサス時の初期値を基準としてそれ以上上げてはダメ」などとオリジナルルールを作ることはできますが、それはあくまでオリジナルルールです。
「この車初期値より車高上げた方が乗りやすくなるんだけど(少なくともその人にとっては)」という人にそれを禁じる理由にはなれません。
ケース4
セッティングをしているとある値から1だけ変えた時にPPが激変することが稀にあります。(10前後変わる、というだけならどの車にもありますが、何十~百何十レベルのやつ)
これは計測(シミュレーター)的にはデメリットが生じている(性能数値が下がっている)ことによるPP低下ですが、実際の性能が数値ほど下がっているわけではなく、単に穴をついているだけなのでNGです。
10前後のやつに関してはそこまでつっつき始めると一切セッティングがいじれなくなるのでそれはOKにしています。
ケース5
バラストを積んでその分馬力を盛るのか、馬力を落とす分車重を軽くするのか、という点もPPに影響を生じさせますがこれはOK。
一応重いとコーナリング及び制動にデメリットを生じさせます。
(コーナリング性能への影響はかなり小さいのですが、旧車などで足回りが不安定な車を選んだ場合は結構影響が及びます)
ケース6
サスのセッティングにおいて車を過アンダーにするとその分PPが下がりますが、これは純粋にコーナリング性能を犠牲に馬力を盛ってるだけなので何の問題もなくOK。
ケース7
ウィングを付けると、そしてそのDFをMAXにするとよりいっそう、PPが下がるという挙動をしますが、これはOKとしています。
ウィングを付けることでコーナリング性能が向上し、さらに下がったPP分の馬力アップで直線速度まで速くなるという「公式の不正」状態のこれですが、公式がそうだとしてるんだからしかたない、ということでOK。
デメリットがないのにメリットだけ享受してるけどOKにしてる特殊なケース。
他のディフューザー、スポイラーに関しては「付けたらコーナー速くなる代わりに直線遅くなるよ」というメリットデメリットの取り捨てにちゃんとなっているのですが、ウィングに関してだけは純粋な付け得になっていて、これは本当にやめてほしかった・・・。