【よろず】日商簿記3級

本日日商簿記3級の資格試験を受け、無事合格しました。
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仕事の関係でずっとちょっとずつ勉強していたもので、噂の?ネット試験で受験。
3級なので正直社会人が今頃になって取って自慢できるレベルのものではないのですが、それでも既に若者ではない年齢の人間にとっては大変でした。


以下それについての話。

試験

上の画像のとおり、

  • 第1問:45点/45点満点
  • 第2問:14点/20点満点
  • 第3問:31点/35点満点

という結果でした。

試験内容の詳細に関しては書いてはいけないので(当然)書きませんが、減価償却が出たよ!とか損益計算書で間違えたよ!とかのレベルだと試験問題のばらしとまではいかないと思うので(それが試験範囲内だと最初から公開されている情報)その範囲で書きます。


第1問の仕訳に関しては特に難しい問題もなく、むしろ簡単で無事全問正解できました。


第2問に関しては1つ目においてその場合はどうするかということが分からない問題が出て、どうしていいか分からず候補の中から博打で選んだ物があるので多分それが間違ってたんだと思う。
知識不足で分からなかったと言うより、そもそもテキストにも載っていない知識で、実際帰ってからテキストを調べてもその場合どうするという情報はなかったため、これに関してはどんなに勉強してても分からなかったと思うし、また受けても同じように不正解すると思う。


第3問は事前の予想通りの難易度で、それ自体は順調に解けました。
ただ、第2問で前述の通りかなり悩んでハマってしまいそこで時間を消費してしまったのでここに残る時間が少なく、見直しなど一切できないまま一発書きで書き終わってタイムアップだったので、貸借の数値は運よく?一発で合致したものの、ここの数値は全部正解してたらかなり幸運だろうと自分でも思っていました。


消費時間は

  • 第1問:15分
  • 第2問:20分
  • 第3問:25分

くらいのペースでした。
第3問を書き終わった段階で残り1分、見直し時間はほとんどありませんでした。(むしろかなり焦りながら第3問の数字を書いてました)
事前の模擬試験での練習では第2問は10分もかからない程度だったので、完全に予定外の出費でした。

難易度

事前の模擬試験(パブロフと、各種教育機関の公開してるやつ※)との比較で言うと。

  • 第1問:模擬試験以上に簡単
  • 第2問:模擬試験より結構難しい
  • 第3問:模擬試験と同程度

という感じでした。


私はパブロフの3つ+2つ(ネット試験疑似試験のやつ)とCPAの3つ、TACの2つ、大原、ネットスクールの模擬試験をやりました

第1問と第3問に関しては毎回ほぼ同じ程度の問題が出ると思いますが、出題問題がランダムであるネット試験において第2問は問題ごとの当たり外れがかなり大きく、外れを引くと大きくハマることがありそうです。
実際ハマりました。


ちなみに模擬試験ではだいたい85点以上、最後の方(試験当日頃)は100点も取れる、というくらいでした。
同じく模擬試験では15~20分くらい時間余ることがザラでした。
第2問にハマったことを除いても本番でかなり時間を多く使ってますが、それについては後述。

ネット試験の注意事項

一般的なものに関して列挙はしませんが(そういうちゃんとまとまった情報はネット上にたくさんあります)、私が気づいたこと。


それは、「マウスの動作が自分のPCと違う!」という点です。


私は普段自分のPCでマウスポインタの動作速度を10(Windows10標準値)で使っています。
しかし試験会場のそれは、最遅の設定になっていました。
ものすごく細かい違いに思えますが、普段PCを使っている人なら分かると思いますが、ここが大きく違うとマウスを全く自分の思い通りに動かせませんよね?
しかも最遅だと右から左まで移動するのに移動距離が足りなくてマウスを浮かせてもう一度元の場所に(物理的に)移動するという操作が入るのでかなり時間がかかります。
この関係で、解答するにあたって解答欄にマウスカーソルを移動させるのにかなり時間を要してしまいました。


最初のログインの際の操作で気づいたのでよっぽど会場運営の人に言って設定を変更してやろうかと思ったのですが(騒ぐ元SEの血)、試験用のPCでシステム自体をいじることが許可されるとはとても思えなかったので泣く泣くそのまま受験。
これが模擬試験より大幅に時間がかかっている原因の一つです。


あと、こっちは細かいことですが、うちの試験会場だと、モニター、キーボードがあってその手前の台スペースの縦幅がA4用紙の縦幅分なかったため、手元にA4用紙を置いて書く(見る)ということがしづらかったです。
これは会場依存が大きいと思うのでうちのような田舎だけかもしれません(笑)


またもう一つ、数字の桁数(特に0の個数)を間違えやすいという問題もあります。
これについてはしっかり注意しながらやる、しか対策はないのですが、PC入力での解答の練習を全くしないで本番に向かうと、「あれ!?」ってとこで自分でも驚くような入力ミスをします。


ちなみにコピーペースト機能については使えません。
私は(パブロフのやっている)PCでの模擬試験において、数値をコピペすることで間違えずに入力する、解答欄間での移動はもちろん、問題文中の数値もコピペでもってくれば完全完璧!という秘術を編み出していたのですが、当然ながらそんなものは使えなくしてありました(笑)

勉強

勉強はパブロフ流の本を選んで独学でやりました。(講座などは受講していません)

全てのテキストを買って比較したわけではないので分かりませんが、結果的にこの本はおすすめです。


パブロフの良い所は、わりと試験用と割り切った内容になっていて、例えば「借方/貸方」という表現すら使いません。(「左/右」となってます)
借方なんて難しい言葉覚える必要なし! むしろ借方なんて覚えたら「借方ってどっちだっけ?」って無駄なタイムロスが入る。そういう視点でのやり方のようですが、試験対策として有効だと思います。


同じ理由で、「しーくりくりしー」はとても画期的な「教育方法」でした(笑)
ものすごい割り切り(笑)


試験を解答するにあたってメモ用紙上で略記を使う(売掛金を売×と書く、など)なども試験対策として役立ちました。


「理解させるよりも合格させるためのテキスト」という位置づけとして優れていると思います。パブロフ流。


また、もう一つのおすすめ理由は、他テキストが多く「(TACなどの)教育機関が出版しているテキスト」であるのに対し、こちらはあくまで公認会計士個人が作っているということです。
それがどう長所であるかというと、教育機関はあくまで自分たちのやっている講座で利益をあげようとしているため、テキスト以外の部分に関して講座を受講せずに済むようなコンテンツは提供しないのに対し、こちらはテキスト以外にもいろいろな有用コンテンツを提供するのに積極的であるという点です。


この記事執筆時点において、ネット試験の「パソコン上でできる」模擬試験を(本を購入した人限定とは言え)作成し公開しているのはパブロフだけです。
これはネット試験を受けるにあたってとても重要な練習です。パソコンで入力するのを体験しておかないといくつかハマるポイントがある。
また、(これも有料ではありますが)仕訳練習アプリなんかも出してますよね。
(無料の)動画での「講義」なんかにも積極的ですし、情報提供用のブログなんかもやってます。


そういう積極姿勢がこちらとしてはありがたいので、私はパブロフを選んでよかったと思いました。
もし今後2級など別の試験を受けることになったとしても、多分パブロフを選びます。

勉強時間

ネットでよく見る武勇伝では2週間程度で合格したよ、などの華々しい文言が並び、教育機関の提供する数値でも全くの無知識から始めて50~100時間程度で合格できると言われていますが、既に○十歳の私が一から始めるにはそんな時間では全然終わりませんでした。


もちろん日々の仕事があり毎日一日中勉強に費やせる、という環境ではなく、むしろ仕事のあった日は夜に時間があってもとても集中して勉強できる体力は残っていないため1ヶ月の間勉強に使えた日数は月によっては数日、という進行具合ではありましたが、それでも合計勉強時間は150時間以上かかったんじゃないかなぁ。
最初の頃は勉強するといいながらも本を片手にうたた寝してたりしたのであんまり威張れませんが(笑)、そういうのを差し引いても100時間ではないと思う。


若い頃に一日まるまる使って集中力も持ってやってたら確かに100時間かからなかったと思いますが、若くない上に日々の仕事を持っている(=全体力全集中力を持って勉強できない)人はそれなりに+αして見積もる必要があると思います。

資格の価値と意義

正直3級は既に社会人の人がわざわざ勉強時間を費やしてまで取って価値があるほどの資格ではありません。
履歴書に書けるのは2級からと言われていて、実際2級が商業高校卒業とイコールくらいの難易度なので、3級はそれと比べると中卒~高1程度のものです。
英検で言うと3級(中卒レベル)取ったよ!って言うようなもん。


じゃあなんで取ったかと言うと、実務において自分自身が経理をしなければいけなくて(経理の専門の担当になったとかではなく、経理も自分でやる必要がある、というの)どっちにしろ経理の勉強が必要で、どうせ勉強するならついでに資格も取るか、程度でした。

余談

今回この資格取得を目指して勉強してみて、やっぱ自分はこういうの好きだなと思いました。
勉強自体が好きというより、試験という目標があり、それをクリアするという目標があって、それに対して自分というプレイヤーが着実にクリア率を上げていく過程が。


今プレイヤーと言う表現を使ったとおり、ゲーム感覚なんですよね(笑)
ゲームをやっていてプレイの効率化を図り、段々と目的達成率が上がっていく過程、それが楽しい。


そういう意味では今回に引き続き2級の勉強をするのもそれ自体はやぶさかではないのですが、ただあくまで仕事がメインであり、勉強をしようとするとその時間をどう確保するのか(基本どうしても仕事時間を一部削ることになる)、そしてそこまでして2級を取得することが自分の仕事において必要なのか、という部分で判断することになります。



以上、長話終了(笑)