【アニメ】SHIROBAKO

うーん話に全く感情移入できない。

SHIROBAKO Vol.1 プレミアム BOX (初回仕様版) [Blu-ray]

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  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: Blu-ray


制作サイド(管理側)の人間たちが子供過ぎます。
口と勢いだけでやります! できます! なんとかします!というだけで自分では何も解決せずに他人に苦労を押し付け、やりたい!という気持ちだけで現実を無視して末端の人に無理を押し付けるこれに感情移入できる人はいるんでしょうか。
やってることがそのまんま悪い意味でのブラック企業。

現実のアニメ会社もブラック企業ですが、このアニメはブラック企業であるアニメ会社をそのままブラックに描くことでそこに視聴者が感動する、とでも思ったのでしょうか。


私がなんとかします!というのは自分がなんとかする場合に言う言葉なんですよ。

私がなんとかします!

〇〇さんお願いします! 私がこんなに頭下げますから! 感謝もします!(私が見事に解決してみせた!)

〇〇さん倒れる

〇〇さんは無理しなくていいんです! 私がなんとかします!

いや君がなんとかできなかったから〇〇さんに押し付けて無理させて解決したのに〇〇さんは無理しなくても私が解決しますから!ってどの口が言ってんの。


当然製作者もアニメサイドの人間であるため現実を知らないとかではなく知った上であえてこういうのを描きたいんだと思いますが、これに感情移入できるのは少なくとも社会経験を持ってる人なら無理で、アニメ業界に理想と幻想を抱き、世の中が現実を見ずに理想論で回ると思っている子供だけなのでは。
ターゲットはそこなんでしょうか。ドラえもんとかプリキュアとかとは別の意味で子供向けアニメ。
もしくは引きこもりのオタク(偏見)は現実なんて知らないからこういうの喜ぶと思ってるんでしょうか。


スポ根物でも無理なことに挑んでいき、なんとかクリアしてそれが感動的な作品になるわけですが、それは「本人が努力し、本人が解決するから」です。
他人に努力させて解決するだけのスポ根物なんてありますか?


少なくとも私はこの作品は楽しめませんでした。
1巻切り。