【GTS】 ゆのすろカップ 自分の事

優勝できました!
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とても嬉しいです( ̄▽ ̄



今回は戦略的にも上手くいったレースでした。
事前の練習から、タイヤや燃料の消費を抑えること、その上でタイムを出せることが自分のアドバンテージだと把握し、その前提で戦略を組み立てましたが、かなり意図通りに進みました。
一発の速さ(=予選タイム)ではstrayさんに負けるものの、strayさんのそれは自分よりタイヤを削って出しているタイムであることも把握していたので、スティントトータルでのタイムでは速さ負けしていないと認識していました。



今回のピット選択は1ピットで11+10、1スティント目に燃費走行を持ってくるという作戦でしたが、このためスリップを上手く使うことが重要です。
予選の結果グリッドが2位になったのは戦略意図に上手くマッチしてはいたもののstrayさんがスタートは遅いギア設定にしている(今回のレースではこれは正解選択です。全体的にみんなそうでした)ので前に出てしまうだろうとは思っていたのですが、代わりにishiさんがプッシュして前に来てくれたのでありがたく1コーナーでイン側を譲り2番手に(笑)
そのまま引っ張ってもらいながらハイギア、アクオフで燃費走行してましたが4Lap目にishiさんが1コーナーでオーバーラン
これにまで付き合うわけにもいかなかったので先頭になってしまいましたが、そこからまたガッツリ燃費走行してペースを落とし、そのラップ中にFucchieさんに前に出てもらうことに成功(笑)
再びスリップ燃費走行。


ただ、11Lapのスティント全部をスリップ大作戦で燃費走行してしまうと、それはそれで自分の速さ部分を殺して結局相手もフルプッシュできる2スティント目で戦うことになり、それはそれで戦略的に損です。
そこで、1スティント目のうちにちゃんとアドバンテージを稼ぐことを考えていました。


今回のレースでフルプッシュした場合燃料は10Lapしかもちません。
それは言い換えると、初期燃料を100とすると1周10の燃料が必要ということです。
一方で、11Lapを走り切るには1周9の燃料で走る必要があります。


が、単純に9で走るのではなく、それ以上の燃費走行をしていました。
先程ishiさんのスリップについて走ったと書きましたが、単に後ろにつくだけではダメです。
ホームストレートで1秒差くらいならキャンセルできる、言い換えればそれ以上接近してしまうと追いつきすぎてホームストレートで損してしまう、その事から、1周の間にishiさんとのタイム差が1秒くらいまで「広がるように」調整して走ってました。
そしてその分燃費走行。


そうして、1スティント目の残Lap数x10<=残燃料となるタイミングを待ちました。


前走者がFucchieさんに代わって走っていた6Lap目、その時が訪れました。
残り6周、残燃料60。


ここで今回のレースの最大の勝負、オーバーテイクを仕掛けました。
抜くこと自体はスリップ強もありまあできるのですが、勝負なのは抜いたあとのこと。
燃費走行スティントでスリップ権を捨てて前に出てしまうということは、つまり後ろに有利な状況を作ってしまうということです。
ので、前に出る以上は、その後1、2周の間には後ろをスリップ圏外にまで引き離さないといけません。


ここで、最初に書いた自分のアドバンテージが関係してきました。
自分のアドバンテージはタイヤや燃料の消費を抑えること、その上でタイムを出せること。
つまりスティント後半で自分がフルプッシュできる状態でプッシュすれば、他の人より速く走れる。
これを活かしました。


これが成功し、無事2周の間に2位をスリップ圏外に引き離すことができました。


ここが、自分にとって本レースの最大の山場でした。


2スティント目はstrayさんとのお互いクリアラップ状態でのタイム勝負になり、2スティント目で揃った時点で自分が4.5秒前。
strayさんは12+9という少しだけ変則的な戦略を採っていましたが、言い換えると2スティント目はstrayさんの方がタイヤ的に有利な状況でした。
そこから、私の方がタイヤの消耗を抑えた上でタイム的にも上回り、最終的に8秒差にまで広げることができました。


strayさんはフレンドとして、こういうガチの場では真剣に競い合う相手だと思っています。(ライバルだとか自分が上だとかは言っていない。むしろ逆)
その上で、変則戦略の関係だとか、序盤の他車との兼ね合いがとかでなく、きちんと速さ勝負で上回れた。
なので堂々と胸を張って書きます。今回はstrayさんに実力で勝ちました。



うちの部屋のメンツは部屋の方針もあって、なにげにイコールコンディションでガチに腕比べをする機会がありません。
(同じ車で合わせることはありますが、リバグリの満室レースでの3Lapの順位はガチな腕比べというには不足です)
今回珍しくその機会だったわけですが、だからこそあれだけのメンツの中で1位を取れたのは嬉しいですね。
とても満足感のあったレースでした。