【AC7】 ポストストールマニューバ
エースコンバット7でポストストールマニューバ(以下PSM)をやってみました。
あのコブラとかクルピットとかできる失速後機動ですが、それ自体が何?って人も多いと思うので、まずは動画。
簡単に言うと「すんごい勢いで曲がる機動」です(笑)
やり方は、
1.速度を500以下まで落とす
2.一旦左スティックとL2R2を離す
3.L2R2と左スティック↓を同時に入力する
3は正確には「L2とR2が押された状態で左スティックを↓に入れる」なので、L2R2の後に左スティックを倒しても大丈夫ですが、逆に少しでも左スティックの入力の方が先行してしまうと失敗します。
なので同時押しだと失敗しやすいという人はほんの少しだけ左スティックを倒す方を遅らせるとやりやすいかもしれません。
PSM自体は上の3ステップで出ますが、実際にはこれは失速後機動のため、そのままだと失速してしまいます。
ので、実用上は、3の後に
4.L2を離しR2のみ入力し続ける
というステップを入れて加速することにより、失速から回復します。
曲芸飛行としてのコブラ、クルピットがしたいという場合はともかく、これだけだと実用上はあまり使いみちがありません。
ので、PSMが有効になるのは主に横方向(に限りませんが旋回中)に使うケースだと思います。
ハイGターンして旋回しても旋回が足りない、しかしもう減速しきってしまってハイGターンすら使えない、という場合に失速したことをいいことにPSMしてしまうという使いみちがあります。
本来リアルのPSMは難しい物理法則の上に実現されている特殊機動だと思いますが、AC7においては「一定時間機体の旋回力が増す機動」として実装されています。
そのため、旋回を一回止めてまた旋回しても(その一定時間の間であれば)再び超旋回します。
同じく、旋回を一度止めてロールし、旋回方向を変えても再び超旋回。
PSMバレルロールなんて動きまでしちゃいます(笑)
PSMは任意のタイミングで旋回を止めることができ(左スティックを戻せば良い)、回り始めたら回りっぱなしなわけではないので追いかけや回避の際に任意の分だけ曲がりたいという用途にも対応できます。
(言い換えると止めなければちょうど一回転分回るので、非常にアホなことになります(笑))
ちなみにこれを行うにはある程度の機体スペックが必要のようで、そもそもできない機体もあるようですが、できる機体だったとしてもここまでスムーズにいかない場合もあります。
私がマルチ(2000)で使ってるF/A-18Fで試してみたら、PSM後の回復に一瞬手間取ってしまい、機体が静止してしまうタイミングが入ってしまいました。
(ちなみに動画はF-22A)
実際に実戦で使ってみた動画。
そんなにきれいに決まったーー!ってものではないですが、一応実戦でも使えることを示すためのもの。
無人機との戦闘では旋回力負けして追いかけても追いかけても、ハイGターン使ってるのになお後ろに回れないというケースが多々あるかと思います。
そこでPSMをすることで強引に一気に向きを変えてしまい、無人機に旋回力勝ちして立場を入れ替えることに成功しています。
なお、マルチでも使えるかというと、それは厳しいように思います。
実際実験で何度か使ってみたのですが、そもそもマルチにおいて失速近くまで減速するという行為自体が自殺行為に近いです。
そのためPSMをする前提の状態自体に入りづらいので結果PSMも使いづらい。
その上で前述の一瞬静止現象があったため、いいカモでした(笑)
このあたりは機体性能によると思うので、2000の加速力、機動力ではダメでも、高コスト帯ではもしかしたら実用できるかもしれません。
そうでなければ、自分が狙われてない状態においてハイGターンで相手を追っかけ続けている時に減速しきった時にさらに旋回する手段としては使えるかも?
回避手段としてはそもそもが回避したいならそこまで減速しない(してはいけない)ので使えなさそう。