デカールその後。
先日プロフ画像のアリーシャをSVG変換したものをアップしたらファイル形式エラーになったわけですが。
その後、デカールを作ってるフレから
「SVGファイルは中身はXMLのテキストファイル」
と聞いて「あ、そうなの?」とエディターで開いてみていろいろ仕様を理解しました。
SVGファイルはベクター画像データですが、ベクターの中身は線です。
その線の情報をひたすらXMLで記載したのがSVGファイルなんですね。
が、同時にSVGファイルは画像データをそのまま取り込むことができます。
(画像データというとテキストデータではなさそうに思えますが、実際はビットの並びをテキストで表現できればテキストにできます)
この画像データを含むSVGファイルが、デカールアップローダーではNGになってるんですね。
SVGファイルの注意点
「グランツーリスモ・ドットコム」にアップロードできるSVGファイルには以下のような条件があります。
・ファイルサイズが15kb以下であること
・文字がアウトライン化されていること
・乗算、加算など特殊な描画(ブレンド)モードが使われていないこと
・ビットマップ画像が埋め込まれていないこと
・SVGのバージョンが1.0、ないしは1.1であること
http://www.gran-turismo.com/jp/gtsport/manual/#!/liveryeditor/content07
これはGTSとしては当たり前のことで、そもそもSVGを採用したのはベクターデータだから=拡大しても劣化しないからなのですが、画像データを取り込んだSVGはベクターデータではなくなるので、普通の画像と同じく拡大すると劣化してしまいます。
画像データからSVGに変換する場合に、きれいに変換してくれるサービス(ツール)はほぼこの画像取り込みによりそれを実現しているので、つまり基本的な結論としてJPEGやPNGなどからSVGに変換するというやり方でデカールを作ることはできないようです。
ちゃんとベクター化して変換するサービスもありはしますが、画質がかなり酷いことになったり色数がモノクロになったりファイルサイズが15KBを超えたりしてしまいます。