【サッカー】 W杯最終予選 日本 vs オーストラリア

W杯出場おめでとう!
結果も素晴らしいですが、内容も素晴らしいゲームでした。


今日の試合は非常にシステム的にハマった試合だと思います。
スタメン起用を見た時、4-3-3の逆三角形は本来攻撃志向の布陣ですが、逆三角形を全員どちらかと言うと守備的な選手で固めているのを見て、これは前半は固くいって後半になって選手交代でギアを上げる作戦かなと感じました。
右サイドに久保でなく浅野を起用したのもその作戦と一貫した採用で、守備重視になる分攻撃時に右サイドに縦に放り込んで走ってもらおうという意図が見えます。


実際この布陣が守備的にはハマり、真ん中で囲って潰すというボールの取りどころを明確に作っていました。
同じく全体的に前線からのプレッシャーが多く、また強かった。当たり方もしっかり行き切る当たり方で、中途半端に寄せるだけ、中途半端に下がって誰も当たらないという日本の悪いところをきっちりとなくしてきていた。


今日の勝利は2-0ではありますが、賞賛されるのは得点を取った選手ではなく、特定の個人でもなく、チーム全体のシステム。
全体にローリスクの構築できていた、上手くマネージメントされた試合でした。

浅野

まずはサンフレサポとして、浅野がこの大一番で、強敵相手に結果を出してくれたことが嬉しい。おめでとう!


その上で言いますが、今日の浅野は、自身の課題も多く出てしまった試合ではありました。
浅野の欠点は足元の技術がおぼつかないこと、状況判断速度が遅いこと、またその判断が不正確なことです。
点を取ったのでヒーローのように大活躍した選手と思われがちかもしれませんが、今日はその欠点による「失敗」の方が多く目につきました。
まだまだ彼は日本代表のスタメンに安住できる選手ではない。22歳が代表のこの大きな試合で点を取ったことが日本代表の将来へは大きな一歩ですが、もっともっと成長を続けて欲しい。

井手口

点を取ったことそのものよりも、あのシーンで強気に仕掛け、強気にシュートを打っていったことが素晴らしい。
それが本職の乾や原口があのプレーをしたなら驚かないのですが、彼がそれをしたことに大きな注目ポイントがある。(しかも21歳!)
気持ちで負けてない、むしろ気持ちの強い選手と感じました。
ヒーローインタビューでは、一転慣れてない若手らしい弱気な?対応でしたね(笑)

今日のMVPを挙げろと言われたら彼を挙げます。
攻撃面もそうですが、守備面での貢献が大きい。その守備面もただ後ろに下がるという部分だけでなく、前からのプレッシャーでたくさん走っていました。
どちらかというと崩しの面ではあまり崩せていなかった右サイドに対し、左サイドは結構崩せていたのは彼の功績。

香川本田

今日の試合で出なかったことに不満はありません。
そもそもスタメン時点でMFに守備的な選手を起用し、恐らくプランの中に前半は固くいって後半で選手を替えて攻めるというのもあり、その場合には香川や本田が出てくることになったと思いますが、幸いにもリードする展開になったため上手くハマっている守備面に手を入れてまで攻撃力を求める必要がなく、この展開なら彼らの出番はないだろうと思ってみていました。



本当にシステマティックな試合で、観ていて非常に満足感の高い試合でした。
改めて、このゲームに関しは全員で勝ち取ったという思いが強いです。
よくやった、日本代表!