【将棋】 名人戦観戦

ニコ生とabemaTVの二窓で見れるという贅沢な環境。一方が休憩になったらもう一方を見たり、好きな解説者の方を選んだり。


現時点でabemaの方が視聴者が多いですね。ニコ生の方が圧倒的に歴史も知名度もあるのでこれはちょっと意外。と思ったけど、無料での視聴のしやすさが違うから、なのかな。
abemaの良いところは画質がいいところで、ニコ生のいいところはコメントと連動して解説者が話す双方向性があること。



前回人気の解説者の話をしましたが、解説者以上に人気が集中するのが聞き手で、聞き手の仕事をもらえる女流棋士はかなり限られます。
今回は人気聞き手の山口恵梨子が初日はabemaの聞き手をし、二日目はニコ生の聞き手をするという異例の引く手あまたっぷり。


聞き手の人気は藤田綾山口恵梨子がトップ2な上で、他も10人いるかどうかという程度。男性棋士の解説者側は人気解説者はいるもののもっと色んな人が出てくるので、聞き手の方が狭き門というか、ホントに人気の人に一極集中してます。


しかしまあ、こう頻繁に呼ばれるとよく喋ることがあるなぁと。
今回の山口恵梨子みたいに2日でそれぞれの番組で話すと、同じ棋士に対するエピソードとかすぐ枯れそうなのですが、それを感じさせないのですごい。


昔は女流棋士は聞き手があんまり上手でないという歴史がありました。
聞き手である前に当然女流棋士であるため、将棋を知っているしプライドも高く、解説者が解説する話を先取りしてこれがありますね、と主張してしまったり、解説者はあくまで視聴者のために視聴者レベル(初心者向け)で解説するような流れで話したいのに同じ同業者レベルでそんなの知ってる的な反応を返してしまったり。
聞き手に求められるのはどうなんですか? へー、なるほど! そんな手が! などのあえて「バカ」になって解説者にスムーズに話させることなのですが、昔はそれが苦手だった。
が、最近は聞き手に慣れてる専門職化が進んできたので、その辺をよく分かってる人が増えました。



第2局は佐藤名人の勝利。
今回佐藤名人側を応援しているので嬉しいです。
あとニコ生の解説が藤井九段だったので堪能させていただきました。