【サッカー】 五輪予選 日本vsイラク
オリンピック出場おめでとう!
苦しいと言われた世代が、苦しい試合の中、よく結果を出してくれました。まずはそのことに賞賛です。
今日の試合の特徴として、中盤で結構戦えていた点があげられると思います。
カットする場面が多かったし、そこからのショートカウンターが形になっていた。
局面局面ではフィジカルに勝るイラクに一対一では有利に運ばれる展開。
その不利をなんとかチームでフォローしていた感じでした。
まだ今回の大会は終わっていない中で、現時点で今回の大会中一番活躍しているのは久保と思います。
彼はフィニッシュも担当すればメイクも担当する、日本のトップにふさわしい人材。どちらの面でも彼ならではの形で非常にチームに貢献したプレーができています。
南野
ただし、書かなければいけないことがあります。
2つ前、サウジアラビアの試合の時に彼のことについて書きました。(→■ 簡単にまとめると彼はチャンスシーンでも自分で撃ちに行かず周りにパスを出そうとしすぎる悪癖がある)
案の定、今日その指摘した問題が顕著に表れてしまいました。
あの局面は自分で撃ちに行かないとダメ。少なくともそれを第一選択しにしないとダメで、しかし彼のプレーは最初からパスを出すことを考えての動きでした。
最後の決勝ゴールのシーンも、本来は南野に渡った時点で彼が撃たないといけないケースです。
改めて書くと、彼はボールが来た時、足元に収めて周りの状況を見てから動く癖がある。
中盤や、スローダウンが要求されるケースではそれは「冷静」でいいのですが、ゴール前の決定機ではそんな呑気なことをしていてはチャンスを潰す「優柔不断」なプレーになってしまいます。
これは昔からの日本の悪いところで、しかし最近になってだいぶ改善されてきた点ですが、彼を見ているとその悪き時代の日本を思い出します。
この大会で、このチームで南野が輝けていないのは、チームの問題でも、組み合わせの問題でもなく、彼自身の問題です。是非改善してもらいたい。