【サッカー】 五輪予選 日本vs北朝鮮
内容に不安と不満を強く感じた試合。
勝ったのは時の運でしょう。実際には負けてた試合。
最大の問題は、気持ちの問題。
日本代表は典型的「技巧派」系のチームであり選手ですが、技巧派の悪いところは上手く戦おう、綺麗に戦おうとするところ。
落ち着いたプレーというのは必要な要素ですが、落ち着き過ぎで不利な勝負でも無理やり勝ちに行く、という姿勢に欠け、泥臭さ、がむしゃらさがない。
技術的に勝負はしますが、負けると「うん、今の勝負はボクの負けだね。でも次は負けないよ」程度の気概しかなく、「なにくそこの勝負俺負けてねぇよ! まだ終わってねぇよ!」と食らいつく姿勢、悪い意味で諦めの悪い姿勢が足りない。
局面局面で軽いプレーが目立ちます。
今日の試合で目立ったのは守備面での問題。
ともかく寄せが遅すぎます。見過ぎ、待ち過ぎ。
こういう時、よし俺が!的に率先して動く選手が少ない。ひたすら無難無難に他人任せにする姿勢はやはり先ほど行った気持ちの面で弱い今の五輪日本代表を表しています。
ひとことで言うと、優等生が集まったチーム、それが今のU23日本代表。
とまあ、不満が多かった試合ですが、そればかりでもあれなので今回良かったと思ったのは、個人レベルで鈴木武蔵。
彼のポストプレイ力は非常に頼りがいがありますね。
年代にかかわらず日本代表のCFの昔からの弱点はCFの起点力の弱さですが、そんな日本には珍しいタイプのCF。
全盛期?の本田を彷彿とさせますね。