【サッカー】 高校サッカー決勝 東福岡vs国学院久我山

今の高校サッカーって、ここまでレベル上がってるんですねぇ。


私の出身県の高校が準決勝まで進んだので応援で見た10年前くらいの高校サッカーは、「ああ、高校ってやっぱりこの程度なのね・・・」というレベルのものでした。
その期待値で見た今回の試合、しかしその期待はいい意味で裏切られました。


一番変わったのは、ちゃんとシステムが形になっていること。
個人技云々ではなく、チームとしての戦術がちゃんとあり、それに従ったサッカーがちゃんとできているので、そこが驚いたところ。


また、一対一で負けない技術があること。
一対一で勝つ技術ではありません。負けない技術。この違いが重要。
今回の両チームともが戦術としてとっていたパスサッカーにおいて、それを実現するにあたって必要なのがこの負けない技術。チームが取る戦術とそれに必要な個人スキルがちゃんとリンクしています。


完璧で非の打ち所がなくJリーグでも通用するかというと、そんなことはない質の低さもあります。
特にフィニッシュの精度の低さ(枠を外さない技術はあるけど、その代償に際どいコースを突く技術が低い)、動くことによってチャンスを作るオフザボールの動きに関してはまだまだでしょう。
それでも、高校レベルでここまで来ているなら、自分の日本のサッカーに対する認識は、少し変えられました。


ここからJリーグ、そして日本代表に成長していってほしいなぁ。