連合艦隊

ネットで評判が良かったものを選んで観ているとはいえ、戦争関係の映画は名作が多いですね。ホントに感動しました。
実際に海軍に属していたという監督が制作したこれ、連合艦隊の戦歴を描いているのですが、力を入れているのが「負けるのが、死ぬのが分かっている状態で、その覚悟を持って戦う将兵たちの心」を描く部分。
決して諸手を上げて喜んで勇むわけでもなく、しかし嫌々ながら泣きながら挑むわけでもなく、これが当時の人達の本当の心情だったんだろうなぁと。
特攻に志願する息子に反対する父親、しかしその父親自身も特攻とほぼイコールの菊水作戦の大和に乗員する。そして最後の「お父さんよりほんの少しだけ後まで生きたことを親孝行とさせてください」のシーンは涙なしでは観れなかったです。