【艦これ】 瑞の海、鳳の空 【ラノベ】

いやー・・・読み始めたら夜を明かして一気に読んでしまった。


瑞鳳がメイン・・・というかヒロインのノベルで、主人公は提督、そこにヒロインの瑞鳳とのラブな展開がある。


――とネット上の評判聞いてましたが、これはやっぱりちゃんとした艦これもので、そしてラブコメではなく戦いの物語ですね。


昨日書いた『一航戦、出ます!』がバトルと提督としての苦悩を描いたものなら、こちらは心を描いたノベルでした。
最初、提督が罰走をするシーンがあるのですが、これをしようと思った提督の心にも、これを描くためにページ数を多く割こうと思った著者の心にも共感。
いきなり現れて、「提督だから」という身も蓋もない理由で鑑娘たちから信頼され好意的に見られるのではなく、読者にも納得させる形でその過程を描いたことはすごく大きな意味があると思います。
こちらの提督もとても真面目な好青年で、その意味でも大きく感情移入しました。


また、鑑娘間で「航空機よりも火力と装甲だ!」といった主義主張のぶつかりがあったのもよかったです。
これも都合よく最初からみんな仲良し、ではなく、心を通じ合わせる過程をしっかり描いている。
この巻は以下続巻がある前提だと思いますが、この巻の中ではあまり本格的な戦いは描かれていません。しかしこれから本格的な戦いを描いていくにあたって、土台となる部分を一巻丸々使って構築したという感じ。


最後の「決断」についてはゲームをやっている提督ほど違和感を感じてしまうかもしれませんが、これが「ゲームの艦これ」ならNGな判断でも、「生死を賭けた戦いの艦これ」なら大いにありの判断だと思います。
たとえ鑑娘は死ななくても、結果的に他の多くの人が死ぬ、その時に、どちらの決断をするでしょうか、するべきでしょうか、「提督」という立場の人間なら。


まあもちろん私が瑞鳳好き提督であり、瑞鳳とのラブ展開があると喜ぶのは確かですが、そこがメインではないノベルだということは、はっきりと言っておきたいです。
続きがすごい楽しみ。