テイルズオブゼスティリア

クリアしました。


いやー、面白かった。
ストーリーすごくいいじゃん。大人向けの話。
何が善で何が悪か、というのはテイルズの基本テーマですが、今回かなり踏み込んでますよね。
一見悪い事してる人が「汚れてない」人間だとか、主人公たちが自分の意志で人を殺したりだとか、これまでだったら踏み込めなかった領域まで踏み込んでます。
最後のジイジのくだりとか、今までのテイルズだとあの結末には絶対しなかったですよ。
でもきちんとした演出とともにそのシーンを描いてるし、スレイやミクリオの気持ちが伝わってきて、かなり心に来ました。


今回のポイントは、アリーシャとスレイの対比だと思います。
アリーシャは、いわゆる「最も主人公らしい性格」。清廉潔白、悪を悪とし、善を善とし、非の打ち所を消したきれいな性格。
Vのエステルのような「きれいごとキャラ」ではなく「正しくあるために自分を律し、正しさに立ち向かうキャラ」で、通常のゲームだと苦労はしても最後は報われるキャラ、他の人からよくは思ってもらえるキャラという立ち位置です。
そんな人間が、全く幸せになれず、むしろ不幸になるという姿がこれでもかと描かれてます。
ここまで「救われなかった」(運命とかそういうのではなく、ただただ人間生活において)主人公格のキャラは今までいなかった。
このゲームではアリーシャは可哀想な存在というより否定される存在として描かれています。


スレイは、素性はアリーシャと同じく「天然並みにいい人」ですが、それでも悪を受け入れることのできる善人。
この違いが二人の処遇を分けた。そういう対比の描写。


でも個人的にはアリーシャにすごく感情移入できるし、だから幸せになってほしいと願えました。
結局PTキャラからすら外された彼女ですが、また戦闘性能も明らかに「素養を持たない者」として弱体化されてますが、だからこそやりこみで活躍させてあげたいというモチベーションを掻き立てられます。
今度出るアフターDLCで、アリーシャが操作キャラとしてPTインしたりするようなことがあったりしないかと淡く期待してます。


そんなアリーシャに限らず、今作はキャラがすごく立っている。そしてだからこそ感情移入してる。
基本いつも女性キャラのみPTにしたり女性キャラばっか操作してる私ですが、スレイはすごく好きです。そしてミクリオがそれに負けず劣らず好き。
カプ厨の私ですが、スレイに組み合わせたいのはミクリオだと、腐的な意味ではなく純粋に思いました。スレミク動画作ってみたい。
感情移入はやりこみのエネルギー源だし、二次創作のエネルギー源なので、今のところかなりそっち方面のやる気出てます。


戦闘に関しては、非常にやりごたえがあるという感触でした。
思ったのは、今までのテイルズの戦闘は「格ゲー」でしたが、今回は「モンハン」。敵の攻撃をじっくり見て、対処してから自分のターンに攻撃する、という戦い方で、シャイニング・レゾナンスもそっち系だったのでここ最近のARPGのトレンドでしょうか。敵の攻撃をきちんと受けたら、次はそっちが攻撃していいよという「手を抜いて待ってくれる時間」がある感じ。
また、最後までゲームバランスがよかったのも高評価。
決して楽勝ではなく苦戦するものの、どうにもならないという状況になることはなく、Gのような操作キャラ以外みんな死ぬために生きている、みたいなこともなく、ちゃんと押したり苦境に立たされたりしながらみんなで戦う感じのバランスでした。
まだまだシステムを使いこなせてはいないものの、この先やり込むのが楽しみです。


断言して言えましょう。
今回は名作!
自分の中で最高のテイルズはずっとVでしたが、まだ全てを味わい尽くしたわけではないので断言はできませんが、それに匹敵するレベルの作品でした。


さー、これから2周目に行ってくるぞー。
2周目は加護レベル稼ぎの周として、サクサク進めながらひたすら奉納資金のお金を稼ぎます。
そしてグレードショップを最大発動させた上で3周目でコンプリート目的のやりこみを開始する予定。