※CLの結果はこちら → CL結果
昨日はガチ耐久第9戦、レッドブルリンク耐久のChampionshipの日でした。
前日のCLで各会場の上位7位以内に入った方のみが出場できるこのレース、今回も1人のみ棄権で全14名でのレース。
結果はこちら↓
順位 | ID | 車 | タイム | 差 | グリッド |
---|---|---|---|---|---|
1 | suzu | エリーゼ111R | 45'34.075 | 28Laps | 4 |
2 | esso | シリーズONE | 45'34.235 | +00.160 | 1 |
3 | sam | NSX | 45'44.152 | +10.077 | 9 |
4 | yoka | NSX | 46'10.857 | +36.782 | 2 |
5 | Edi | NSX | 46'15.718 | +41.643 | 3 |
6 | pim | RGT | 46'19.032 | +44.957 | 5 |
7 | hiro | シリーズONE | 46'22.253 | +48.178 | 12 |
8 | rx | シリーズONE | 46'31.716 | +57.641 | 15 |
9 | nichi | RGT | 46'32.572 | +58.497 | 10 |
10 | aqua | RGT | 46'38.971 | +1'04.896 | 8 |
11 | hage | シリーズONE | 46'44.462 | +1'10.387 | 11 |
12 | KIZU | R34 | 47'29.220 | +1'55.145 | 13 |
13 | solto | BRZ | DNF | 14 | |
- | Ana | カウンタック | 回線落ち | 6 |
優勝したのは7回目の参戦で悲願達成のsuzuさん! おめでとうございます!( ̄▽ ̄
今回はこちらの設定意図通り、戦略戦としての側面が非常に強いレースでした。
速ければ勝てるわけじゃない、そのことを高い代償を払って学ぶことになった方が多数発生。
ただし、その面も含めてのガチ耐久です。燃料やタイヤの事も含め、どうするのが一番速いのかを入念に事前にデータ収集、比較検証し、総合的に「耐久という場で速くゴールできる技術」を言い訳なしで問われる場所。その意味で、ガチ耐久に対し最も真剣に事前練習に取り組んでいるうちの二人、suzuさんとessoさんが今回の設定で1、2を取ったことは、企画者としては嬉しい事でした。
そのsuzuさんとessoさんはともに2PITでの勝負。ただし、suzuさんが平均的にピットしたのに対し、essoさんは13+8+7と変則的なピット。
essoさんの乗るシリーズONEは今回のレギュで1スティント14Lapできる車として実は練習の段階で発見されており(当然私も秘密にしてました)、essoさんももしかしたら最初は1PITの予定で考えていたのかもしれません。
レース展開は終盤、suzuさんの方が逃げる展開に。さらに、追うessoさんの方がペースが速いという展開。ONEはタイヤのもちも非常に良く、終盤になってもペースが落ちません。
最終ラップでは完全に追いつかれ、何度も仕掛けられますが、抜かせない走りに徹したsuzuさんが辛くも逃げ切りました。
essoさんは普段かなりフェア重視の人で、無理な仕掛けはしないし相手に多く残すタイプですが、そのessoさんがあそこまで攻めている最終ラップは気持ちを感じ、見応えがありました。
なお、ピット回数的には、hiro/rxが1PIT、yoka/aquaが3PIT、あとは2PITでした。
1PITを成功させた二人はともにONE。
Ediさんは上位に食いつくため懸命の燃費走行でNSXで1PITに挑んでましたが、結局成功せずに26Lap目に無念の2PIT目。それまではsamさんといい勝負を繰り広げていただけに、残念な結果となりました。
aquaさんも同じく涙ながらの3PIT目。
また、今回ニコ生視聴者から声援を受けていたのがAnaさん。
車もガチな耐久だけに、乗る車がある程度固まってくる傾向にある(今回多かったのがNSX、RGT、ONE)のですが(注:そういうレースです。それらの車に乗るのが悪いことではなく、むしろ推奨しているレースです)、その中で他に誰も乗らない(過去にもAnaさん以外乗った人がいない)カウンタックの挑戦に、どこまで行けるかという期待を多く受けていました。
実際、CLの結果もCSグリッドが6位になるもので十分な速さを発揮していたのですが、途中で悲鳴の回線落ち。本当に残念でした。
回線落ち後、ニコ生に登場して悔しさを語るAnaさん。心中お察しします。
以下フォト特集。
みんなの車を写すのはCLの方でやったので、今回は優勝争いの二人の最終ラップを詳細にプレイバック!
・・・の前に一枚だけ(笑)
放送中、熱さとフェアさに視聴者が盛り上がった3ワイドのシーン。
このまま無事故でした。
では改めて。
最終Lap、コントロールライン通過時点では0.534秒差。
1コーナーでは詰まらず、そのまま1セクター通過時点で0.438秒差。
しかし2コーナーで大きく詰まります!
完全にベタ付きスリップがもらえる距離。
この辺りから急接近にsuzuさんがプレッシャーを強く感じているのが見ていて伝わってくる走りに。
初優勝がかかっているので、そのプレッシャーは想像を絶するものだったかと思います。
ですが、その無理がたたって少し膨らんでしまい、essoさんがクロス気味に並びにかかる!
2セクター通過時点で0.143秒差。
もう何が起こってもおかしくない!
S字区間。
ここでも懸命にインを閉めようとしたsuzuさんが少し挙動を乱して立ち上がりにロスし更に急接近!
写真で見える距離だけでなく、このタイミングでessoさんの方が速度が速い!
並ばれるのを覚悟したsuzuさんはとっさにラインをアウトインアウトからインキープに変更。
並ぶならアウト側から並べ!とessoさんに突きつけます。
結局ここではessoさんは並びに行けず。
最終一個前のコーナーでブレーキでここまで攻めるessoさん。
ほんの少しでもラインが膨らんだら刺すぞ!と、縁石にアウト側のタイヤがぎりぎり残る限界までのインへの攻め込み。
結局なんとか守り切って、0.160秒差でゴール。
いい勝負でした!
最後に記念撮影。
牛さんリベンジ写真(笑)
中央に優勝者のsuzuさん、その周りを向かって右のessoさん以降順位順に囲んでいます。
分かりづらいですが、牛さんのモニュメント(真ん中に牛、それを半円が囲む)をイメージしています(笑)
写真の雰囲気的にはこっちの方が好き。
今回も走りも参加者の心意気も熱く、非常に見応えのあるレースでした。
運営協力してくれたgranさん、参加者の皆さん、そしてニコ生で観戦してくれた皆さん、ありがとうございました!( ̄▽ ̄
なお、次回はAnaさんの選択により、トライアルマウンテンになりました。
開催は再びの三連休のタイミング、11/1の予定です。よろしければまたそちらにもご参加ください。