【GT6】 パッドで学んだこと

今回、意図せず一ヶ月のパッド生活をしたわけですが。
GTを始めてからこれまでパッドで走ったことがなかっただけに、本来なら使えるドラテクを一部使えなくなり苦労もしましたが、だからこそそれ以外の技術で埋めようとした結果、学んだことも結構ありました。
パッドが有利不利という話ではなく、そこで学んだ、ハンコンでも活かせる知識、テクニックについて書いてみようと思います。

ブレーキを使わない減速

コーナーの進入において、100kmまで落として曲がるコーナーの際、100kmまでブレーキで落とすのではなく、110kmまではブレーキで落としたあと、残り10kmをエンブレで落とす走らせ方。
これはそのエンブレでの減速の際に、同時に曲がることも行う、セットで使う技術ですが、これをよく体験することができました。


パッドでできなかった技術の一つが低速進入時のブレーキ残し(指先の操作的に難しい)および細かいステア操作なのですが、これを封印された時に、それでも速く走らせようとした場合、低速コーナーの進入でこれを多用しました。
ハンコンの際はそれができてしまうがためにブレーキで一気に落としたあとパーシャルで速度固定に行く、という方法を多用しているのですが、できるのならばそこは上記の通りエンブレでやるのがいい。ただしそのやり方は途中での調整ができない(やると結局ブレーキ+パーシャルになる)ため、最初からこれくらいでいける!というのが分かった上でやらないといけない。
(この途中調整ができないがために、個人的にはこの技術を「エンブレを信じる!」と呼んでます(笑))


難しいですが、体験できたことがいい勉強になりました。

曲がるためのアクセル

これはパッドではほとんどFFばかり乗っていたこととも関係しますが。
コーナーの進入、まさに向きを変えたい瞬間において、あえてアクセルを入れるという手法を覚えました。
「パーシャル?」と思われるかもしれませんが個人的にはちょっと違うと思っています。いや違ってはいないのですが、これまで私が使っていたパーシャルは「向き変えができてきてから姿勢を落ち着かせる=継続的な旋回力を得る」ためのパーシャル。今回学んだのは、「クリップに到達する前の、まさに一番向きを変えたい時に使う=旋回力を増す」ためのパーシャルです。
どういう事かと言うと、FFにおいては、エンブレは前輪にかかることと関係しています。
つまり、一つ前に書いたようなコーナー進入時にエンブレで減速させるやり方は、FFの場合においては前輪のグリップを落とすやり方なのです。
そこで、ブレーキでの減速が済んだあとは「もう前輪に減速負荷をかけるな!」とすぐアクセルを速度が一定になる量だけ入れる、これで速度は高いはずなのに「魔法のグリップ」が発生します。


・・・一つ前で言ってることと矛盾しますね?(笑) いや矛盾はしてないのですが、きちんとした理解がないと使い分けができないものです。

姿勢作り

「コーナーで曲がる姿勢を作ったら、それを壊さない」
例のZ4 Challengeの時に谷口動画で言っていた言葉ですが、まさにこれ。
コーナリング中にブレーキしたりアクセル入れたりで「調整」する行為は当たり前のものとして認識されていますが、それをすることは「せっかく作った姿勢を作っては壊し、壊してはまた作っている」(谷口)
パッドでは細かい調整が難しかった(どうしても操作が「大きく」なってしまう)からこそ、これを意識しないと速く曲がれなかったのでよく学べました。
まあこの技術は口に出して言うと「そんなん基本じゃん?」って思われるようなものですが、体でちゃんと理解できたのが大きいです。
ここで学んだおかげで、ハンコンでもアクセル操作がより丁寧になりました。

まとめ

ハンコンは細かい操作ができることが売り(でもあり、細かい操作が自己責任になるので難しいところでもある)なわけですが、細かい操作で「誤魔化せる」状態でだけ走っていると、自分の上手くできていない、もっと改善できる部分が隠れやすいのかなと思いました。
パッドで走った方が「誤魔化しが効かない=難しい」という話ではなく(そうは思っていません)、パッドで走ることで「気付ける」という話。
今回、一ヶ月の強制パッド生活を送ることになったことは、結果的に自分にとってはプラスになりました。