【GT6】 罰ゲームなう


さてと、今日の相手はインテグラDC5か。
相手の名前はtake? 知らないな。ま、そんな無名な雑魚、軽くちぎってやるよ('A`)y-~



おいおい1コーナーでもうお尻突っつけるじゃねーか。ほらほら、速く行かないと抜いちゃうよ〜(笑)



何!? コーナーの立ち上がり一つでここまで離されただと!?



何だその限界ギリギリまでインに寄せた走りは!?
奴に恐怖心はないのか!?



一転、シケインでは縁石ショートカットを使わないだと!?
俺は、こんなクリーンな走りで負かされているのか・・・!!



このコーナーをそんな速度で曲がれるわけないだろ!!
なぜ横転しない!
奴の車はどうなってやがる!



これは、片輪を半分だけ縁石に乗せる、伝説の逆溝落とし!!
奴はこんなテクを持っているのか!



うおお、速すぎてもはや残像しか目に写らねえ・・・!!



眩しすぎる! 眩しすぎてもう直視できない!!



信じられねぇ・・・俺は信じられねぇよ!!
この俺がここまで引き離されるなんてことがあるなんて!



レース後、奴はそのまま無言で颯爽と走り去っていった。
いや、これはレースなんかじゃなかったのかもしれない。もちろんレクチャーだったなどとくだらないジョークを言う気にもなれない。
俺は、奴の視界には最初から入ってなかったのかもしれない。
奴は、ただそこにコースがあるから走ってみただけ、俺は道路を後ろで走ってるだけの、気にも留められない存在だった、そういうことなのだろう。
再戦? 負けず嫌いの俺だけど、そんなことは頭に浮かばなかったね。
奴は同じ世界の人間ではない、もっと上のステージで走ってるやつだ。
俺にはそう自分を慰めるのが精一杯だった。そこに気づいて俺は二つ目の敗北を喫した。