第三回電王戦

第三局 豊島七段vsYSS

プロ棋士勝ったー( ̄▽ ̄
今回の電王戦で一番応援してて、かつ一番勝ちそうだった豊島七段が結果的には圧勝という形でした。
ただし、インタビューでも言っていた通リ、だから豊島七段クラスになるとコンピュータより全然上、ということではなく、むしろ練習においてはよく中終盤での逆転負けを食らっていたということを聞いて「やっぱり豊島七段クラスでもそうなんだ」という感じでした。
しかし直前の5時間設定練習で3連勝していたというのはさすがです。事前練習での対局数、戦績は公表されませんでしたが(対局数はぼそっと言っていた分には最後まで戦った分だけを数えて百数十局くらいのようです)、結構勝ててはいたのでしょうか。

電王戦に向いてる棋士

今回の対局を見て思ったのは、電王戦に向いてるのはまず、コンピュータに対し物怖じしない人だということです。
豊島七段の、考える必要がない、もしくはすでに前の指し手の段階で考え済みの局面でのノータイム指しは、直接的には時間を残したいという意図ですが、それができたのは「何かあるかも。やっぱもう一回読みなおそう。いやもう一回・・・」という「恐怖心からくる無駄な時間浪費」をしないハートの強さだったと思います。
人間相手だとこれをしてしまうと「こいつノータイムで指してくるから、引っ掛け罠を用意してやろう」と戦われる可能性があり心理戦において損なのですが、コンピュータだとそういうのないですしね。
また、コンピュータは前の手からの流れで取る一手のような局面でも毎回時間を使って一から考える特徴があるので、それを利用して相手の考慮時間中に考える、というのも有効な戦術。


もう一つは、若い人が向いているということ。
これはつまり、将棋に対して情熱と集中力を持っており、しっかり練習ができる人ということです。
今回も第二回もでしたが、ベテラン棋士はこの点において非常に弱い。前回の塚田九段も、そして今回の森下八段も恐らくは、あまり練習をしていないようです。全くとは言いませんが、3桁単位の対局とか、本番と同じ5時間設定で何局も指したとかはしていない様子。
今回は棋士の事前練習がしやすい環境を整えてくれてるだけに、ちゃんと練習した上で臨んでくれる人が、電王戦にはふさわしいんじゃないかなぁと。