【GT5】車の声とコースの声

車を速く走らせるための技術として「車の声を聞く」というのは結構一般的かと思います。
特に低グリップ系。

と言いつつ、私はずっとパターンで走ってきて、車の声はあまり聞いてませんでした( ̄ー ̄;
車の声を聞こうとするようになったのは、ここ半年くらい?(未だよく聞こえません・・・)

が、個人的には、そこに「コースの声を聞く」も追加であるんじゃないかと思います。
以下それについての話。

前置き

私は最近無改造低グリップ系でその筋のプロフェッショナルなフレたち(TTでも走った時はいつもボードに載ってるレベル)とよく走ってます。
自分の苦手なレギュでまともに走れず、いろんなコース回ってもいつもラップ4〜5秒落ちです。
が、その同じレギュで、同じメンバーで富士に行くと、意外にも?結構いい勝負ができてしまうのです。
自分の慣れてるレギュで、走りこんだ車で、なら作り上げたパターン量の違いと解釈されますが、そのレギュも車も大して走りこんでない状態。つまりパターンはない(=他の人と同条件)わけで、純粋に「コースが富士」というだけのアドバンテージでそれ。
当然ながら私のドラテク自体は富士でも富士以外でも同じ、そして他の方のそれも同じなので、それって――コースを知っている(≠そのレギュで走りこんでる)というだけでラップ4秒くらいの差が出る、ということですよね?
純粋に腕で勝負すると4秒差つけれる相手に、コースの知識差だけでそれを埋められる。
これが「コースの声を聞く」が速く走るにおいて非常に重要要素であると思った理由です。

コースを「知る」こと

  1. コース形状を覚える(次右コーナー、とか、この先シケイン、とか)
  2. コーナーのRや正確な形を覚える
  3. ラインを覚える
  4. 勾配やラバー、縁石の具合などによる各箇所のグリップを覚える

個人的にはこの4段階があると思っています。
富士の経験で言うと、4が結構肝というか、一般的には3までで止まってる人が多いというか、そこの差で私は富士で稼がせてもらってると普段感じてます。
このコーナーはこの辺からリアが流れ始める、とか、ここからグリップが上がる、とか。
コーナーの立ち上がりである箇所でこのくらいリアが流れている場合、この先もっと踏んでも大丈夫、とか、逆にもう踏んじゃダメ、とか。
このコーナーはリアの負担が高くなるとか、逆にフロントが厳しいとか。(タイヤのグリップが下がると、オーバーになるか、アンダーになるか)
このコーナーは(一見全体的に普通に曲がれたように見えても)ここを通過する時が一番グリップ負担が高いとか。
この辺は車やタイヤ、レギュが変わっても、意外と共通データとして使えるものだと、最近無改造低グリップ系をやって、気づきました。

車の声vsコースの声

車の声を聞く力は、どの車に乗っても、どのレギュにいっても、どのコースに行っても共通で使えるもので、車を速く走らせる技術、としては非常に学習効率が高いものと思います。
が、限定した状況において安定的に速く走るということにおいては、意外とコースの声を聞く力の方が効率がいい気がします。
なぜなら、車の声はリアルタイム情報、コースの声は予測情報、だからです。
例えばコーナーの立ち上がりでどのくらいアクセルを開けるかを調整する際、車の声を聞く場合、「問題が発生してからそれを検知し対処する」「状況を確認してから対応する」という対症療法になるかと思います。
つまり対応が後手後手に回る。
しかしコースの声を聞く場合、予め「ここでこうならあの辺ではこうできる」「この先数メートルでリアが流れ始める(or頭が入る)からそれを見越して攻略を組み立てる」という先手先手の対応が可能です。
私が他のコースでは死ぬほどリアを流しまくってるのに富士だと流さないのは、この「予測」があるからです。(パターンがあるから、ではありません)

しつこいようですが重要なポイントなので強調しておくと、
「この先数メートルでリアが流れ始める(or頭が入る)」
というのは、その車そのタイヤで走りこんで得たパターンデータ、という意味ではなく、「このコースだったらそこでグリップが変動する」という知識データです。
つまり「走ってみる前から分かっている」

コースの声を聞けるようになるまで

これは余談。
私は富士は15000周走ったというのは何度か言っていますが、鈴鹿も2、3000周は走ってます。
しかし、鈴鹿は未だコースの声は聞こえません。
この道のりはそのくらい長い、ということなのかもしれません。

GT6

シミュレーションが変わる以上、この「コースの声」は6では変わるはずで。
実は6に対して、6になると私は富士の専門家でも何でもなくなるかもしれないという不安があったり( ̄ー ̄;