テイルズオブエクシリア
取ったどー。
・・・公開翌日早々こんなショット貼る開発者って。
MICOSの時は普通に各人のスコアネーム入れてもらえたので安心してましたが、今回みなさんキャラ名でエントリされてますね・・・。キャラ名であること自体は構わないのですが、かぶった名前だと同一人物のエントリとしてまとめられるので、かぶりにくい名前でエントリしていただければ・・・。エントリ数の割にランキング数が少なくてちょっと寂しいです。
感想
エクシリアの感想はプレイ途中(クリア直後)のものしか書いてなかったのですが、あれを最終感想と思われると・・・なところがあるので、一通りやり込みも終わり、自分も落ち着いてきた所で改めて感想書いておきたいと思います。
いわゆる「レビュー」ではないので良かった点、悪かった点を客観的に述べ、客観的な評価値を出す、とかの文章ではないです。エクシリアに対して自分が感じた個人的な感想を書いているだけなので、「その感想はおかしい!」とかはなしで!
↓以下、そういうのおっけーな方はお進みください。(かつ、すごい自己満足長文です)
一言で印象を言うと、「力の入れどころを間違えたゲームだった」です。
企業において力を入れる=資金を投入するということですが、その方向を間違えてしまったのではないかと・・・。
今回力が入った所は、
- アニメ
- グラフィック
- イベントシーンの演出
だったと思います。
一つのゲームとして見るなら、それは力の入れどころの一つの選択肢だと思いますが、ことテイルズにおいてそこに力をいれることが本当に必要だったのか? もちろんないよりはある方がいいものではありますが、それはただでもらえるなら、の話。テイルズに限りませんが現実の商業作品全てに言えることとして、力を入れる=資金を投入するということはその分力を抜く=資金を削られる部分があるということです。
今回前述の部分に力を入れた結果、力を抜かれてしまった「代償」は、
- シナリオ
- キャラの掘り下げ(描写イベント)
- やり込み要素
- 闘技場や隠しボスなどの作り込み
- +αのお遊び要素
テイルズがテイルズであり、評価されていた部分を、今までテイルズがあえて避けていた部分を得る事の代償として失ってしまったのではないかと。
最近シンフォニアをやってみて思ったのは、いいシナリオ、いいキャラは画質で得られるものではないということでした。もちろん画質が無関係とは言いませんが、より重点が置かれるのはあくまで元々の素材なんだなぁと。
テイルズがテイルズであり云々については、ヴェスペリアの時のPさん(エクシリアのPさんとは別の方)のこんな発言があります。(『キャラクター仕事』より)
(レイヴンの和服の裾やデュークのコートの表現の技術的なことについて)
やろうと思えばできるんですけど、そこにかける手間を他に回したのが『テイルズ オブ』シリーズなんだと思うんですよ。
(前作より良い意味でアニメが少ないという話で)
最後まで悩みましたからね。「実はアニメはなくてもいいのか」って。
この発言こそ、テイルズというものをよく表しているのではないかなーと。
ヴェスペリアの時に思った、「画質はこの程度で良いじゃん」(=これ以上下手にリアルに描写してもテイルズ的には大した費用対効果はない)、「このモデリング+演技があればアニメいらないじゃん」という印象、それを突き詰めていくのが次回作かと思っていたら、全然違う方向に行ってしまったなと・・・。
テイルズにそれほど必要でなかった部分にたくさんのお金と時間をかけてしまった結果、必要だった部分にかけるそれがなくなってしまった、そんな印象です。
結論として、エクシリアってテイルズ内の相対評価でいいゲームだった?と聞かれるとうーん・・・というのが正直なところです。自分内で総合一位はヴェスペリア、戦闘部門一位はグレイセスエフ、シナリオ部門一位はアビス、キャラ部門一位はヴェスペリアの次点でシンフォニア、結局どこにもエクシリアは食いこんできませんでした。
・・・とだけ書くと随分マイナスな感想だと思われそうですが、悪いゲームではないです。システム周りの技術的な完成度は高いですし、キャラもレイアに関してはトップクラスに好きキャラですし、当然自分の中では好きなゲームの方に入れて良いゲームです。ですが、テイルズとしてみた時、の感想はそんな感じかなーと・・・。