テイルズオブエクシリア
最近テイルズの話題がなくてなんにも書いてないので、ちょいその方向の話を。
エクシリア限定の話ではないんですが、テイルズ全般について・・・巷でよく言われる完全版商法について。
私個人は完全版商法――とも思ってないので拡張移植といっておきます――は別に問題ないと思っています。
長い話なので、先に結論を書いておくと、
例えエクシリアも将来拡張移植されるとしても、今回のPS3版が十分楽しめるものであるなら問題なく今回買う
・・・こういう方向の話デス。
※以下、わりとどうでもいいうんちくがたり?なので畳みます。
オンラインサービス、もしくはオンラインアップデートが当たり前になってきた昨今のサービス/アプリケーション提供システム、その中でメディアで売るゲーム業界のサービス提供方法は少し古いという意味があります。
オンラインサービス(例えばニコニコやpixiv、例えばProject DIVA Arcade)では、サービス公開後、どんどん機能追加されていくのはほぼ当たり前ですよね? それに対してユーザー側は別に不満も違和感も感じていないと思います。
とだけ書くと「全ての人に対して無償で適用されるアップデートであり、ユーザー側に負担がないからだ。拡張移植も無償アップデータだったら誰も不満を感じない」と感じられるんじゃないかと思いますが、ホントにそうでしょうか? というのは「無償で」の部分。
オンラインサービスがその形態を取れるのは、継続課金システムだからです。毎月いくらとか、ワンプレイいくらとか。アップデートに対してその形で「追加課金」できるからやっているわけです。
それに対してゲームの販売システムは古いがゆえに弱い。一度メディアを売ったらそれっきりという集金システムなため、昨今の「どんどんアップデートしていくことによってユーザーの声も取り入れながらコンテンツを充実させていく」という形式の制作ができない面があります。
これで完成されたものを作るには最初から完成させて売るしかないわけですが、それが理想論でしかないことくらいは私でも分かります。(お金と時間が無限にあり、ユーザーの反応を何故か先見できる神スキルを持っていない限り無理です)
・・・話をテイルズに戻しますが、テイルズスタジオさんのように決して大手として(=企業体力があり余った状態で)やってるわけではないところが、ユーザーニーズに合わせて(テイルズはアニメの方法論というある意味ニッチな需要に対して応えてくれているかなりユーザーよりなゲームだと思います)開発をする場合、現在の「移植を口実に段階的にコンテンツを充実させていく」手法は、ありなんじゃないかなーと・・・。
結局のところ、例えばXbox360版ヴェスペリアを7800円分十分楽しめて、その後PS3版ヴェスペリアを7800円分楽しめるなら、そのユーザーにとっては何の問題もないことだと思います。
・・・長くなりましたが、結局結論として言いたいことは、前述の通り、
例えエクシリアも将来拡張移植されるとしても、今回のPS3版が十分楽しめるものであるなら問題なく今回買う
ということです。
追加でお金を払うことで拡張されて完成度をあげた状態で楽しめるテイルズと、追加でお金を払わなくていい代わりに最初に売った状態以上では楽しめないテイルズ、どっちがいいかと言われれば私は断然前者を取ります。
最近やたらと過剰に「完全版商法」を叩く声を見かけるので、ちょっとうんちく語ってミマシタ。