ニコニコ動画画質実験

↑の件で、画質についての実験も行ってみたので、その結果。

<検討要素>

<評価ポイント>

  • 画質
  • 再生負荷

FPS
シューティングゲームのようにフレーム単位での挙動が重要となるゲームではやはり60FPSと30FPSでは大きく違いが出る。
一枚絵の移動や拡大縮小程度のアニメーションなら30FPSでも十分。さらにアクションゲーム程度(例えば今やってるTOV)でもやはり30FPSで十分。うp主的には違いはあっても、視聴者的には必要性という意味で違いなど感じない。
そして重要なことは、いくらオリジナルのFPSを上げても、再生負荷が上がると結局FPSは落ちて再生されてしまうということ。むしろカクカクするなら30FPSにした方が安定速度になる分ましとも。
FPSを2倍にすると単純計算ビットレートも2倍になるけど、実際には最適化の関係でここはかなり削られるはず。

■解像度
当然ながら拡大して表示しない限り標準の512x384で十分。しかし所詮素人が作った程度の動画を拡大してまで観るのはうp主だけということも多く、自己満足品質になりやすい部分でもある。
拡大する場合、高ければ高いほどいい・・・訳だけど、これはきりがない訳で、512x384より640x480、800x600より1440x1080がよいと違いを求めると青天井。
そして大事なことは、解像度のアップはビットレート負荷に大きく響くこと。

512x384 196608
640x480 307200 1.5倍
800x600 480000 2.5倍
1440x1080 1555200 8倍

単純計算で「同じ画質」を求めるのにこれだけ多くのビットレートを必要とする。(もちろん実際は最適化されるためここまで素直な倍率にはならないけど)
そして、同時に大事なことは、その解像度で表示してもにじみがないレベルの画質とセットで使用しないと、解像度だけ高くしても高解像度でにじみを再現してしまうだけでほとんど無意味であること。
よって、これは満足できるレベルを求めた時のビットレート負担が下手すると二桁倍レベルになるため、あまり気にしない方がよいかも?
あと当然のこととしてオリジナルソースの解像度を超えたものにしても何にも意味はない。高解像度化したければそこから見直すべき。
ちなみに、ニコニコのプレイヤーは拡大に弱く、ローカルのMP4ファイルをプレイヤー(例えばGOMPlayer)で全画面表示した時とニコニコのプレイヤーでそれをした時では後者の方が画質が落ちる。この点にも注意。

ビットレート
字が読める→にじみが(気になるほど)ない→それ以上、と三段階に分けて選ぶべき。普通は二段階目くらいまででいいと思う。かつ、拡大しない限り気付かない程度のにじみは無視していいと思う。
再生者負荷の別の側面として、ビットレートはDL速度に関係するという面がある。すなわち、1Mbps回線の人は1000kbps以上の動画は確実にリアルタイム再生できない。(DL待ちでカクカク)
普段光ファイバーだとこの辺忘れがち(自分もそう)なんだけど、出張したりしてADSL回線(ベストエフォートなので10Mでも実際はそんなに速くない)になると結構いらいらすること多し。


■■結論
FPSを上げることに効果がある種類の動画はまずそこから。FPSがもっとも視聴者の見方(=プレイヤーサイズ)に依存しない、多くの視聴者にとって恩恵のある画質だから。
次にビットレート。拡大を想定しないなら1000kbpsもあれば十分過ぎる画質が得られる。拡大を想定すると・・・キリがなくなる。DL速度的にも、そのくらいが適正だと思う。
最後に解像度。これはもう、どれだけ自己満足を追求するかの領域。視聴者負荷を考えるとあまり手を出すべき場所ではないと思われる。どうしても拡大が気になるなら640x480程度にしてみるとか。それだけでも結構違う。